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アートカレッジ神戸「第4回全国高校eスポーツ選手権」で準優勝を獲得 12月26日

専門学校アートカレッジ神戸高等課程(本部:兵庫県神戸市六甲アイランド、以下本校)の選手5名が、
2021年12月26日(日)に開催された、
一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟と株式会社毎日新聞社主催の「第4回全校高校eスポーツ選手権」(以下、今大会)の決勝大会に出場し、
出場校165チームの中から「ACK A」が準優勝を獲得した

配信元:学校法人 神戸学園 (2021/12/27)
全国高校eスポーツ選手権は第4回目を迎え、例年の「League of Legends(リーグオブレジェンド)部門」と「Rocket League(ロケットリーグ)部門」の2つのゲームタイトルに加え、新しく中高生に人気のあるゲームタイトル「Fortnite(フォートナイト)部門」が追加された。

その中で、本校は前大会惜しくも優勝に届かなかった「League of Legends(リーグオブレジェンド)部門」へ「優勝」を目標に出場した。

「League of Legends(リーグオブレジェンド)部門」においては、前大会の出場校168チームに対し、今大会は165チームとなった。

出場校は少なくなり、規模が小さくなってしまったように見えるが、まったく逆である。

前大会までは、同校での出場チーム数の制限はなかった。

そのため、本校も6チームを出場させていた。

だが、今大会では、規定により「同校からは3チームまで」となったため、今大会は前大会に比べ出場チーム数は少なくなったのであろう。

これは大会主催側の「様々な学校が活躍の場を広げて欲しい」との考えがあってのことだ。

前大会に比べ、様々な要素の追加があった第4回全国高校eスポーツ選手権。
本校は第1回から出場をしており、前大会は「優勝」を目指し挑んだが、準優勝で幕を閉じた。準優勝ももちろん喜ばしい功績であるが、選手の目は次を見据えていたようだ。その結果を噛み締め今大会に向け練習を続けてきた。第4回全国高校eスポーツ選手権は今年の10月から予選ブロックが実施された。本校は前大会の準優勝選手も在籍し、1戦1戦対策を講じ勝利を積み重ね、今大会でも決勝大会の切符を掴んだ。

2021年12月26日(日)、予選ブロックから勝ち上がった4チームによる「League of Legends(リーグオブレジェンド)部門」決勝大会が行われた。
決勝大会は東京にあるLFS池袋eスポーツ施設にて実施され、各校の選手が会場に集った(以下、オフライン)。

前大会の決勝は本校のみ大阪会場であった為、目の前に対戦相手がいる闘いは経験のないものであった。
オンラインでの闘いが多いeスポーツだが、今大会はオフラインでの実施だった為、本校の選手も緊張をしたようだ。

準決勝の対戦相手は「ルネサンス大阪高校 ロイヤル決して諦めない」。
関西地方で強豪と呼ばれるチームだ。
関西地方で互いに切磋琢磨し、凌ぎを削るチームでの対決となった。

本校は、中盤まで主導権を握れず苦戦を強いられたが、後半からパワーを増すチャンピオンを育てることに徹し、勝負所を決めていたようだ。
ゲーム内の重要モンスターを倒すことで相手校との差を徐々に詰めていった。
その結果、見事に逆転勝利を果たし、決勝にコマを進めた。

そして、決勝の対戦相手は「クラーク記念国際Akihabara Yuki飯食べ隊」。
決勝大会常連校であり、第2・3回大会の覇者「N高等学校 N1」を下し、決勝進出を果たした。
本校とともに大会初優勝を狙う。
決勝戦はBO3(Best Of 3)形式で、3戦中2勝することが勝利条件。

1戦目、準決勝で絶対王者と呼ばれたN高を倒した勢いは圧倒的と言わざるを得なかった。
本校「ACK A」は喰らいついていくも、序盤から攻め所を対処され、中盤からは防戦一方の形で敗北を喫した。

しかし、落ち込む間もなく2戦目はやってくる。
1・2戦目間のインターバル、早速コーチたちと話し合い、フィードバックをもらう。
1日中気を張り続け、疲れが見える中でも次戦に挑む。

そして運命の2戦目。
序盤は1戦目とは違い、攻めに転じた本校「ACK A」。
1戦目の結果からネガティブなプレイになるかと思いきや、アクションを起こして勝負していく気持ちが伝わってきた。

しかし、相手校の冷静な対応は素晴らしかった。
本校が集団戦を仕掛け、コンビネーションを魅せるが、相手校の経験値がそれを上回った。
結果的に0勝2敗で敗北する形となったが、本校「ACK A」らしいチャレンジしていく闘いができていたのではないだろうか。

今大会は、準優勝という形で幕を閉じた。
前大会と同じ結果になったが、本校の闘いが終わったわけではない。
本校ゲームコースは今年で3年目を迎え、多くの選手が今大会で卒業する。
しかし、今大会は世代交代の意味も込めて、選手に2年生を加えての参加であった。
来年度の目標は「優勝」の2文字しかない。

第4回全国高校eスポーツ選手権にて準優勝という輝かしい功績を出すことができたのは、出場した選手、決勝大会に参加できなかった生徒が練習を積みスキル向上に努めた成果である。
その他にも、V3Esportsの指導により、長い時間をかけてプレイし得られるゲームの知識を、短時間でより実践的に習得できたことが、この結果に繋がっているのではないだろうか。
そして、本校は全日制で、専門的な内容をメインに実施するため毎日質の高いゲームスキルを養うことができるようだ。
生徒たちの日々の練習の積み重ねが、本大会の結果に結びついたはず。
来年度もアートカレッジ神戸高等課程ゲームコースの動きには注目だ。